
オーロラ紀行
古希の誕生日をオーロラの下で迎えようと、2月25日成田を出発、フィンランドに向かいました。
2月27日の誕生日をロヴァニエミの星空の下でオーロラ観測をしましたが、残念ながら見れません
でした。
今年はノールウーではオーロラは出現しているが,フィンランドではあまり出現していないとの噂も
あり恐らくオーロラを見れずに帰国する事になるだろうと諦めていました。
翌28日サーリセルカでの夜8時頃オーロラが出ているとの同行の方からの連絡を聞いて防寒服に
身を固め、夜空に向かって急ぎました。「オーロラの写真」でご紹介する、びっくりするぐらいの大き
なオーロラが出ていました。殆ど180度の全空にわたりオーロラが展開していました。こんなに
大きなオーロラは久しぶりだと後で聞きました。
ホテルにはウィンタースポーツを楽しむ多くの国からの滞在者がいましたが、オーロラで騒ぐのは
日本人だけ、何でオーロラで騒ぐのだろうといった目で我々を見ていました。
帰国途上の機内から見えたオーロラの時も、日本人は見える席を譲り合って、大いに堪能しました
が、外国人は冷静でした。日本人は昔から自然を愛し、畏敬し、親しんできた民族で、未だ見ぬ
事柄に驚くほどの興味を持つ日本人もなかなか棄てたた物でもないなーと感じました。
オーロラのことは調べて行きましたが現地でガイドさんに聞いた事、経験した事を下記に記します。
(1)オーロラは実際に色が出ていることは珍しく、大体 雲のように見えることが多い。写真に撮っ
てみて白ければ雲であり、色が出ていればオーロラである。特に赤いオーロラは写真に撮っ
て初めて赤い事がわかる事が多い。
(2)東京でもオーラの観測はできる。雲を写真に撮ってみて色が出ていればオーロラである。
(3)オーロラは明るく見えるが非常に暗い。写真撮影は解放で15秒以上かけて撮影する。
(4)ロヴァニエミでのオーロラ観測で2時間位ホテル内と屋上を行ったり来たりしていた時、極寒の
地であることを忘れホテル室内で妻をフルオートカメラで撮影しようとしたら、カメラが勝手に音
をたてながら、ズームになったり、シャッターが落ちたり、フラッシュが光ったりと延々と繰り返し
本当に気味悪く、妻と呆然と見つめていました。カメラの電池部分が熱くなったので(幸いフイル
ムは1枚も撮影していませんでしたので)フイルムを抜き、カメラ内部を乾燥させましたらやっと
正常になりました。
同行の方にその話をしたら、電池を抜いてしばらく室温に馴れさせ結露が無くなったら撮影出来
ると忠告頂きました。
私のデジタルカメラは1/2秒しかシャッターが切れず、デジタルビデオも夜景モードしか無く、
オーロラは撮影出来ませんでした。
デジタルビデオは真っ暗な映像でしたが、周りの(ワー、きれい!すごい!)の声はちゃんと拾っ
ていましたので、貴重なビデオとして大切に保存します。
翌3月1日はオーロラは見えませんでしたが、3月2日に妻が再度大きなオーロラを見ました。この
夜は私は 風邪をひいて寝込んでいました。
3月3日夜、帰国途上の機内から激しく変化する鮮やかな色のオーロラを見ました。
私の風邪を気遣って御世話して頂いた方々、気持ちよく貴重な写真を分けて頂いた方、等など
同行の方々に恵まれ又天候とオーロラにも恵まれ思い出深い旅となりました。
同行の皆様方に深く感謝します。
同行の多くの方が、立派なカメラで撮影されていましたが、皆様あまり良い写真が撮れない様でした。
ただ一人旅行に同行された福本貞義先生(元筑波大教授・高エネルギー物理学研究所名誉
教授)が撮影された写真だけが素晴らしく撮影され、先生にお願いし現地で焼き増しして頂
いたのが今回ご紹介する写真です。先生にはホームページ掲載の許可を頂いています。